2015年07月15日

絶対に・・・。 第一話

僕らは魔法使いの見習いである。

今日は僕らの師匠である悟さんから、修行として、とある洞窟で透明な石を取ってくるように命じられた。

師匠の命令は絶対である。そのため、僕と美香は嫌々ながら洞窟へと向かうこととなった。

洞窟の中に入ると、全身で不思議な感覚を味わうこととなった。それだけこの洞窟は、魔力を帯びているということだろう。

そして、地図通りに歩みを進め、3時間後にやっと透明な石が置かれている盃を見つけることができた。

これで今回の修行は達成だ。簡単だな。そう思っていたところ、盃の後ろにある扉がとても気になり始めた。

悟さんからは『その扉は絶対に触れてはならない』と言われていたが、僕と美香は興味を持ってしまったため、触れてしまった・・・。そして・・・その扉が開き、僕と美香は扉の中へと引きずり込まれた。

「いてててて・・・美香、大丈夫か?」

「うん。私は大丈夫。涼太は?」

「俺も大丈夫だ。ところで、ここはどこなんだ?」

二人とも辺りを見渡したが、周りには大きな扉と、見たこともない植物などが生い茂っていた。

なんとか立ち上がると、二人は扉を開こうと必死に押したり引いたりするが、一向に開く気配がない。

「どうする?」と、僕が美香に相談をすると、美香は「とりあえず辺りを調べましょ」とやる気になっていた。どうやら美香の知りたがり屋スイッチが入ってしまったようだ。

辺りを調べてみたところ、見たこともない文字で書かれた道しるべみたいなものがあり、とりあえず矢印の方向へと進むことにした。

道を歩きながら僕は「きっと師匠が気づいてくれるはずだ。気づいてくれたらきっと助かる。」そう自分に言い聞かせ、そして、「その間は美香を何としても守る」と心の中で誓った。

歩くこと5時間。やっと人が住んでいそうな村を見つけることができた。

村の中に入ってみると、ウサギのような耳を付けている村人を見つけることができた。そして、話しかけてみることにしたのだが、いざ、話しかけてみると、今までで聞いたことのないような言語が村人の口から出てきた。

僕と美香は、魔法使いの見習いではあるが、本当に初歩の初歩である、テレパスという魔法を使うことができる。この魔法は、使用している間はどのような言語だろうが、宇宙人が相手だろうが、意思疎通を行うことができる。そのため、こういった時にはとても有り難い魔法ではある。

僕らはテレパスを使い、村人と意思疎通を行うことに成功した。そして、ある事実を知ることとなった。それは、この世界は僕らの住んでいる世界とは全く違う世界であるということ。僕らのような人を見たのは初めてだということ。

それからのこの村人は、僕らを村長にへと会わせてくれることとなった。そこで色々と聞けばいいと。

・・・続く。

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posted by ちょっとオタクなプー at 09:16| Comment(0) | 自作小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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