2015年05月10日

約束。

なんで引っ越しちゃうの!?

なんでお父さんが転勤しちゃうの!?

なんで一人暮らししないの!?

なんで・・・なんで・・・なんで・・・。

そんなことを聞いたところで、何も意味がないことは私にもわかっている。

だけど、聞かないわけにはいかなかった。私の大好きな彼が、来週引っ越してしまうからだ。

別に付き合っているわけではない。気持ちを伝えたわけでもない。だけど、私と彼はお互いに両想いだということには気付いているはずなんだ。

なのに、突然引っ越すってどういうことなの。

私のことが好きなんじゃないの。

私は、彼から引っ越すことを聞いたその日、ベットの中で泣き続けた。

明日学校なのに。目がはれていたらアイツのせいだ。

翌日、思った通りに目がはれていた。

だけど私は仕方なく支度をし、学校を出た。

まだ悲しみが消えないのか、彼のことを考えただけで泣きそうになる自分が少し嫌になる。

そんなとき「おはよう」と後ろから彼の声がした。

私も「おはよう」と言って、並んで歩いて行く。

彼は、私の目元のはれには気づいているようだったけど、何も言ってこない。

「昨日の・・・ことなんだけど。」

彼は突然、昨日の話しを切り出してきた。

「なに?」と私は冷たく返事をする。

「引っ越す前にお前にこれだけは言いたかったんだけどさ。」

彼が顔を赤らめてきた。私は「なに?」とさっきと同じ返事をする。

「俺、お前のことが好きなんだ。遠距離にはなるけど、俺と付き合ってください。」

彼の突然の告白で、私は一瞬、時が止まったような感覚がした。

「え?そんなこと突然言われても。」

私はここでYESと返事をするべきだったのかもしれない。だけど、素直に応じれなかった。

「返事は・・・そうだな。俺が引っ越す前日には聞かせてくれよ。」

そう言うと彼は、走って学校まで先に行ってしまった。

それから暫くして学校に着いたのは良いのだけど、頭の中は彼のことでいっぱいだった。

なんで急に告白してくるのよ。そんなことをされたら、私はますます悲しくなるじゃない。

そう思いながらも、私は必死に泣かないように頑張る。

あれから色々と私は考えた。考えても考えても、一つしか答えは出てこなかった。彼の告白を受けよう。その答えしか。

引越しの前日、私は彼と遊ぶ約束をした。

その日はちょうど学校が休みで、だから朝からたくさん彼と遊べる。

地元にある遊園地で一日中、彼と遊び続けた。なるべく引越しの話題をお互いに出さないようにしていることがわかった。

そして帰りの途中、彼に告白の返事をすると言い、公園のベンチに二人で座ることに。

「あの・・・さ・・・。私もあなたのことが好き・・・だから、付き合ってもいいよ。」

私は顔を少し赤らめて、言った。

彼はとても嬉しそうだった。そして、彼は言った。

「俺、2年後には必ずこの街に戻ってくる。だから、その時になったら大事なことを言うから。これ、約束な。」

それから2年後。私は大学生となっていた。

そして、彼が今日、この街に帰ってくる。今か今かと待っている時、彼から電話が来た。

「後ろ向いて。」

私は後ろを向く。すると・・・。












この後は、読者様のご想像にお任せします♪

ではでは、おやすみなさ〜い。
posted by ちょっとオタクなプー at 20:48| Comment(0) | 自作小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする