2015年05月02日

好きって言いたかった。

僕は職場では浮いた存在で、話せる人も少ししかいない。だけど、こんな僕と頻繁に会話をしてくれる女性が居た。彼女はとても明るい人で、誰からも好かれていた。

僕はそんな彼女が好きだった。好きで、好きで、どうしようもなく好きで、いつかは告白しようとずっと思っていた。だけど、彼女は先週の木曜日、突然会社を辞めた・・・らしい。

僕の会社はシフト制で、僕と彼女は別の部署なので、彼女の休みの日などはわからない状態だった。そして、彼女を会社で見かけない日が何日も続いていたため、僕はまさかと思い、同僚の女性に彼女のことを聞いてみたところ、先週の木曜日に辞めたと言われた。

予想はしていたことだ。だけど、やっぱり信じられない。どうして彼女は会社を辞めたのだろう。僕には何も言わずに。

あれだけ仲良く会話をしていたのに、あれだけたくさんのことを話したのに。どうして最後に『さよなら』の一言も言わずに辞めてしまったのだろう。

僕は頭がおかしくなりそうだった。そして、仕事中なのにも関わらず、一粒のしずくが目元から落ちるのを感じた。

連絡先は知らない。聞いていれば教えてくれたかもしれない。どうして聞かなかったんだろう。どうして聞けなかったんだろう。後悔の思考だけが僕の中でグルグルと回り始めた。

彼女に会いたい。彼女ともう一度会話をしたい。彼女に好きって言いたかった。

でももう、どうしようもない。

もう、彼女のことは諦めよう。彼女のことは忘れよう。綺麗さっぱりと。

そして僕の仕事は今日も続いていく。





どうでしたか?この作品。悲しい感じが伝わったら嬉しいです。

正直、SNSとかで検索すれば出てくるんじゃないの?と思ったかもしれませんが、この主人公は諦めたので、ここで終わりです。

次回作にご期待ください。
posted by ちょっとオタクなプー at 06:29| Comment(0) | 自作小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする